店舗デザインのヒント
これからお店を開店しようと計画を進めている皆さんへ
ATFが意識している事柄をお披露目させて頂きます
何かしらのお役に立てると幸いです
最初の難関コンセプトづくり
これから開店を目指す時に参考書のようにたくさんの指南本が出ています
どの本にも推し並べて「コンセプト」が大切と書かれている事と思います、でも初めてコンセプトを作る時には非常に取っ付き難く纏まり難くく途中で明確にする事を諦めてしまいがちです
それでもやはり大事な過程ですので、ATF風に簡略化させて意思疎通が図れる「コンセプト」をつくってみたいと思います
店舗デザインに大きく関わる集客プラン
一番最初のヒアリングの際に必ず伺う項目に開店後の集客をどのように考えているか確認させて頂いています、これは余計なお世話にも聞こえるのですが
店舗のデザインを考える際に重要な要素となっています、集客には大きく4つ有ると考えていまして
1、これまでの固定客からの口コミ
2、SNS/フリーマガジン等の媒体を利用
3、通りかかる消費者へ自由意志で来店してもらう
4、イベントを組み認知してもらう
どれを選択するかにより店舗デザインに反映させる必要があります
防犯の為に大切なお金の管理
お金の管理、これも平面レイアウト時に動線を計画する際に考慮しながら計画しています
ファーストフード店やアパレル店であれば明確にレジを設けてゆき、後は釣り銭の管理方法を伺う程度なのですが、iPad等をしようして管理している場合やワンオペで展開されている店舗ではお金の管理は動線計画に影響を与えます
お金の一時的であれ保管する場所をどこにするのか、不用意に犯罪に巻き込まれる可能性は未然に潰しておく方が気持ち良く仕事に専念できます
お客様にもあらぬ不信感を抱く必要がなくなります
意外と忘れがちなBGM
店舗の設計をしていて意外と議題に上がらず計画の後半で慌てて対応しがちなのが店外・店内放送(BGM)があります
今では有線放送設備を導入する店舗は減ってきておりBluetoothを利用して簡易的にスピーカーを設置しBGMを流す店舗が増えました
でも、店舗エントランスにもBGMを流したいやトイレの中にもBGMを流したい等はやはり設計デザイン段階できちんと計画に入れておかないとBluetoothが届かない/配線が見えてしまう/数種類のBGMを流せない等の問題が出てしまう時があります
動線計画に必要不可欠なオペレーション計画
平面レイアウトを計画する時に一番は来店客に感じて欲しい刺激をどう演出するかを意識します
ただ、頭の中に基本的に置いている道標が「動線」になります
これは店舗スタッフの動線に限らず、お客様の動線や資材搬入の動線も含まれます
お客様の動線はコンセプトから導かれ、そのようにコンセプトを感じて頂けるかが争点となりますが
スタッフの動線計画にはオペレーションが大切になります、ワンオペレーションなのか、複数オペレーションなのか、各自の役割分配はどうなっているのか、休憩はどうなっているのか、、、
名は体を表す
名は体を表す、古くからの名言ですね
店舗の名前をつける時にクライアントのみなさんも高揚感に包まれている事と思います
明るい未来を思い描き考え抜いた名前を付けられると思います、その時に無意識にでも「コンセプト」を内に秘めた名前を付けているように感じます
コンセプトを纏め伝える事は難しくても無意識に店舗名にはクライアントの意思が込められているのだと感じています
ヒアリングの際にコンセプトをお聞きしても掴みきれない、言葉にしづらい何かを店舗名が補ってくれる時が度々あります
スモールスタートがお勧めな訳
コンセプトと等しく大切にしなくてはいけない事
それが「事業計画」です、事業計画から導いたイニシャルコスト(物件収得費/設計デザイン費/工事費)は最初にしっかりと決め、後で動かす事はやめた方が良いと考えています
イニシャルコストが膨らんでしまうと融資を受けて開店させた場合にはランニングコストも上がってしまいます、特に初めての開店の場合には最初から十分な収益が得られるか不透明な段階です
ランニングコストにがんじがらめになり、消費者の動向に対し臨機応変な対応ができなくなります
しまいにはSNS等を利用した告知も打てなく
設計デザイン会社は信頼出来るまで契約してはいけない訳
よく店舗の坪数と業種(美容院/カフェ/居酒屋等)それに希望客席数だけの情報で見積書を出して欲しいと依頼が来ることが有るのですが、全てお断りしています、見積金額を見てから予算を設定しようとの考えらしいのですが、後々業者とトラブルになる原因だらです
具体的にどんなお店が出来上がるか全く不明な見積書に何の意味が有るのかと不思議でしょうがありません、根拠の無い見積書が先行してもクライアントのコンセプトが反映されるか誰も保証出来ないと思いませんか?
最低限、見積書とどんなお店が出来るかわか
る図面やパースと共に提出し見積りに根拠を
差別化のキーポイント、競合店/現地調査
出店する場所選びですが、これもコンセプトをある程度明確にしてから選ばれる方が良いです
コンセプトが明確になる前に場所を探すと、単に人の往来が多く街に活気があるかを判断基準にしがちですが、街にはそれぞれ独特の雰囲気を持っていますし誰でも出店したいと思う場所は収得費が高くなりランニングコストが嵩んでしまいます
ここでも事業計画とコンセプトが優先される方がベストと思います
出店する街に目処をつけましたら次は街へ出向き歩き回りましょう、また車社会の地域では車に乗り多くの時間帯の流れを確認しましょう
そして競合店(業種が違っていても)を